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 広島県府中市内で求人をしている企業を紹介する動画の、ユーチューブ配信が今月始まった。新型コロナウイルスの感染拡大で、地元高校生向けの企業説明会・見学会を中止した府中商工会議所などが考えた代替策だ。就職希望者へのアピールが狙いだが、保護者や進学希望者、市外に住む人にも地元企業を知ってもらう好機になると期待している。

 市や府中商工会議所、ハローワーク府中などでつくる「府中U・Iターン推進会議」が呼びかけた。15日時点で13社が参加し、企業別に動画を公開している。

 東証1部上場の北川鉄工所は、自動車部品製造や高層ビルの建設現場で使うタワークレーン事業などの社業を、人事部員が3分23秒で紹介。民芸品のたんすや特注家具を作っている星野木工は、くぎを使わない商品の特徴などを5分12秒で紹介した。長期休暇や野球観戦など福利厚生の充実をアピールする会社もある。

 異色の動画もある。後藤工業は職場見学と同じ雰囲気で、工業用ロボットが動く動画を5分近く流し続ける。無線操縦ヘリのヒロボーは、社長や社員の語りに英語の字幕もつけたメッセージビデオ風だ。

 商議所によると、動画は各企業から提供を受けたり、新たに地元ケーブルテレビに委託して制作したりした。ほかにも複数の企業が参加に手を挙げているという。担当者は「地元企業を知ってもらう機会がコロナ禍で失われていたので、ぜひ見てほしい」と話す。

 閲覧は、ユーチューブで「広島県府中市地元企業紹介チャンネル」を検索する。(蜷川大介)