藤井七段が初タイトル獲得、記者会見で喜びと抱負
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 将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が16日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた第91期棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)の第4局で、渡辺明棋聖(36)=棋王、王将とあわせ三冠=に勝ち、シリーズ3勝目を挙げて、棋聖位を奪取した。初めてのタイトル獲得で、17歳11カ月での獲得は史上最年少記録となる。

 棋聖は将棋界に八つあるタイトルの一つ。藤井七段は1次、2次予選を6連勝で勝ち抜き、決勝トーナメントでは名人3連覇の実績を持つ佐藤天彦九段(32)や永瀬拓矢二冠(27)ら、タイトル経験者4人を連破して挑戦権を得た。6月8日の第1局に17歳10カ月20日で臨み、タイトル挑戦の最年少記録を更新した。

 渡辺棋聖は、竜王を通算11期、棋王を連続8期などタイトルを計25期獲得し、「永世竜王」「永世棋王」の永世称号を持つトップ棋士だ。名人戦の挑戦権を争うA級順位戦では、9戦全勝で挑戦権を獲得し、現在は豊島将之名人(30)に挑戦している。藤井七段はその強豪相手に勝利。1990年に屋敷伸之九段(48)が作った18歳6カ月のタイトル獲得最年少記録を7カ月更新した。

 第61期王位戦(新聞三社連合主催)でも藤井七段は挑戦者になり、現在、木村一基王位(47)と七番勝負を戦っている。開幕から2連勝しており、秋までに二つ目のタイトルを獲得する可能性がある。(村上耕司)

拡大する写真・図版最年少で初タイトルを獲得し、師匠の杉本昌隆八段(左)から花束を受け取り、笑顔を見せる藤井聡太七段=2020年7月16日午後8時44分、大阪市福島区、西岡臣撮影

藤井七段「渡辺先生と対局、非常に勉強」

 終局直後の藤井聡太七段の一問一答は以下の通り。

――本局を振り返っていかがでしょうか。

 「そうですね。バランスの取り方が難しかった。途中からは自信のない展開かなと思って指していました」

拡大する写真・図版史上最年少でタイトルを獲得してインタビューにこたえる藤井聡太七段=絵・桑高克直

――戦型は矢倉で、1局、2局で藤井さんが勝った戦型でした。

 「そうですね、序盤は第2局と似たような感じだったんですが、玉の薄い形が続くので、難しい将棋かなと思っていました」

――中盤の入り口まで、劣勢という感じだったのでしょうか?

 「先手に手段が多いような感じ…

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