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 米国で、南部フロリダ州が新型コロナウイルスの感染拡大の新たな「震源地」となり、1万人超の新しい感染者が連日出ている。ただ、州当局は抜本的な対策に消極的だ。そんななか、州内では人気テーマパークのディズニーワールドが営業を再開。8月後半には米共和党全国大会も控えており、新たな感染拡大が懸念される。

 フロリダ州は当初、新型コロナの感染者が比較的少なく、5月前半には州内の経済活動を再開した。しかし、6月に入ったころから、新規感染者が右肩上がりに増え始め、現在もその傾向が止まらない。7月12日は約1万5300人が確認され、一つの州が1日に記録した人数として過去最多だった。13日も約1万2600人の感染が分かった。

 州内の新型コロナによる死者も1日約70人となり、増加傾向だ。南部マイアミの感染症専門家は「パンデミックの震源地になった」と話す。病院ではマスクやガウン、検査用の試薬も足りていないという。

 デサンティス州知事(共和党)は13日の会見で「まだまだ先は長いことを理解しなければならない」と厳しい認識を示した。しかし、「恐怖に圧倒されてはならない」とも述べ、新たな対策には慎重だった。これまでも、6月末にバーでのアルコール提供を禁止した程度で、経済再開の方針は崩していない。多くの州で義務づけているマスク着用も「各自治体の指導を聞き、従うことが大切だ」と述べるにとどめた。

 だが、主要産業の観光は既に動き出しつつある。中部オーランド近郊のディズニーワールドは7月11日から、一部営業を始めた。3月からシーズンが中断していたプロバスケットボールのNBAも7月末から、ディズニーワールド内の会場を使って再開予定だ。試合は原則として無観客で、関係者は決まった場所にとどまることで感染拡大を防止するという。

 また、8月末には共和党全国大会の主要部分が北部ジャクソンビルで開かれる。トランプ大統領は再選に向けて勢いをつけるため盛大に開きたい方針で、当初の会場だったノースカロライナ州の知事が制限なしの開催に同意しなかったため、場所を変えたほどだ。ただ、共和党関係者でも出席を見合わせる人が出始めている。ジャクソンビル市も6月末から屋内で他人との距離を保てない場合、マスク着用を義務づけており、トランプ氏の意向通りに開催できるか不明だ。

 ニューヨーク・タイムズによる…

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