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 中国の改革派の知識人で、今月、警察に拘束された許章潤・清華大学法学院教授(57)がこのほど、大学側からすべての公職を解くとの解職通知を受けたことがわかった。

 許氏に近い知人が明らかにした。

 許氏は今月6日、北京市の自宅で警察に拘束され、6日後に釈放された。警察は家族に対し、四川省・成都で売春に関わった容疑で許氏を拘束したと説明している。

 香港メディアによると、大学は許氏の「道徳的退廃」を解職の理由にしているが、許氏の知人は「大学は当局の圧力に応じた可能性がある」と指摘する。

 中国で言論活動への圧力が強まるなか、許氏はこれまで習近平(シーチンピン)指導部をいさめたり批判したりする文章を公開してきた。2018年7月には、習指導部が憲法を改正し国家主席の任期制限を撤廃したことを批判する文書をインターネット上で公開し、19年3月に大学から停職処分を受けた。(北京=高田正幸)