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 全国を対象に実施される予定だった政府の観光支援策「Go To トラベル」事業から東京が除外されることになった。コロナ禍で打撃を受けた経済を回復させる目玉政策にと考えた政府だったが、高まる慎重論を前に譲歩した。背景には東京都の小池百合子知事との遺恨も透ける。

 16日夕の首相官邸。安倍晋三首相との会談を終えた赤羽一嘉国土交通相は、詰めかけた記者団を前に発表した。「東京都を目的としている旅行、また東京都に居住する方の外に出られる旅行を対象から外す」

 東京都民約1400万人を、「Go To トラベル」の対象外とするという方針転換だった。

 赤羽氏は今月10日、「Go To トラベル」事業を前倒しして22日に実施すると発表したが、前倒し実施を指示したのは菅義偉官房長官だ。経済を推進力としてきた政権にとって、コロナ禍にあえぐ観光業と地方経済の立て直しは急務。経済界からの強い要請もあった。

 だが、東京都を中心に感染者数が増加しているタイミングでの事業開始に、懸念の声は日に日に高まっていた。

「うちが悪者にされたら…」

 赤羽氏が所属する公明党の山口…

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