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 昨年11月に86歳で亡くなった山岳写真家、白籏史朗さんの写真集など26冊が、長野県駒ケ根市立図書館に寄贈された。デジタルカメラが主流になってもフィルムでの「自然な色」を追求した白籏さん。南アルプスの四季を写した大判限定本など貴重な作品ぞろいだ。

 白籏さんが主宰した山岳写真の会「白い峰」会員の西山邦雄さん(72)=滋賀県近江八幡市=が今月3日、同館に届けた。保管していた在庫本の取り扱いは会員らに一任され、希望する自治体などに贈ることにしたという。長野県内では、交流があった大鹿村に次いで2カ所目になる。

 ヒマラヤなど海外でも活躍した白籏さん。撮影登山に数多く同行した西山さんは、師の写真について「迫力と執念。妥協がない。1枚1枚に魂がこもっている」と語る。館側は「南アルプスと中央アルプスは地域の宝。本はしまいこまず、多くの人に見てもらいたい」という。(松下和彦)