川内原発1号機、制御棒曲がる 九電「安全性影響なし」

女屋泰之
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 九州電力は16日夜、運転を停止している川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)で定期検査中、原子炉の出力を調整するための制御棒が曲がっているのを見つけたと発表した。「安全性に影響はなく、国や安全協定に基づく自治体への報告の必要がない軽微な事象」と説明しているが、原因は調査中だという。

 曲がっていたのは1号機の制御棒1152本のうちの1本。同日午後4時ごろに原子炉から取り出し、使用済み燃料プール内で外観を目視で点検していた際に見つけた。どんなふうに曲がっているかについては「詳細を確認中」として明らかにしていない。報告の義務はないものの、原子力規制委員会と鹿児島県、薩摩川内市には連絡したという。

 今回の制御棒は約5年前から使用しているが、過去3回の定期検査で異常はなかったという。

 川内1号機は、新規制基準で義務づけられたテロ対策工事の遅れで3月から運転を停止。現在は、工事を進めながら定期検査を実施している。(女屋泰之)