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 アパレル大手の三陽商会は17日、東京・銀座にある旗艦店ビルを売却すると発表した。同社は新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休業などで販売が低迷しており、手元の資金を厚くして不透明な先行きに備える。ビルの売却益は約67億円。2021年2月期に特別利益として計上する。

 売却するのは、昨年9月に大がかりに改装してオープンした旗艦店ビルの「ギンザ・タイムレス・エイト」。「エポカ」や「ラブレス」など代表的なブランドを集めて運用していた。売り場は8月末まで営業をする予定という。

 売却先は国内法人1社で、社名などは非公表。今月17日に譲渡契約を結び、9月末に引き渡す。

 三陽商会は15年夏に英ブランド「バーバリー」のライセンス契約が打ち切りとなって以降、バーバリーにかわるブランドを育てられず、20年2月期まで4期連続で純損失を計上した。今年5月に経営陣を刷新し、22年2月期の営業黒字を目指している。(佐藤亜季)