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 筆記用具を作る工場で働く派遣社員です。新型コロナウイルスの感染拡大で、国内での販売や海外への輸出がストップ。工場の生産量が落ち、4月下旬にはついに機械も止まりました。その頃、派遣会社から5月の契約書と退職届を同時に渡され、「6月以降の契約更新はない。退職届にサインして提出してほしい」と言われました。

派遣社員の50代男性

 1カ月分の契約更新を「人質」にされたと感じました。会社側には、行政にも相談して決めると伝えましたが、「失業給付の支給が遅れるよ」と言われました。会社と争えば時間もお金もかかり、明日の生活費にも困る私のような労働者には難しい選択です。コロナの直前は生産量が多くて忙しく、休みを減らすように求められました。一方で仕事が減れば、いとも簡単に切り捨てる。労働者を人間扱いしない不安定な働き方を、次の世代には残したくないと強く思っています。(中部地方、50代男性)

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