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 マラソン界に激震をもたらしたナイキの「厚底シューズ」。世界陸連がルールを整備したことで、ナイキ以外のシューズメーカーも開発に着手し、「厚底」を軸とした新製品が次々と売り出されている。「厚底競争」が激化の様相を見せるが、“ナイキ1強”を覆せるのか。

 ナイキの厚底シューズが長距離界の歴史を変えた。男子マラソンの世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア)は同社のシューズで非公認ながらマラソンで2時間を切った。日本でも好記録が続出。東京五輪のマラソンの代表内定者男女6人のうち5人が履いて出場権を獲得した。箱根駅伝では8割以上の選手が使用し、区間賞の10人中9人までを占めた。ソール(靴底)にカーボンプレートを組み込み、反発力を高めているのが特徴だ。

 急速な記録の進化に使用禁止もうわさされた中、世界陸連は昨年、「ソールの厚さは40ミリ以下、剛性プレートは1枚まで」「競技会の4カ月前には市販する」などの規制を作った。ルールが明確になったことで、各社の開発が一気に進んだ。

 女子マラソンの高橋尚子や野口みずき、男子マラソンの君原健二や森下広一らは、アシックス(旧オニツカ)のシューズで五輪のメダルに輝いた。その“老舗”が発売したのが「メタレーサー」。同社製品で初めてカーボンプレートを組み込み、シューズ前部をカーブ状にして着地時の足首の負担を軽減するところに個性を出した。

 アディダスは足の指に合わせた細い5本のカーボンプレートを組み込んだ「アディゼロアディオスプロ」を開発した。世界陸連の規則では「プレートが複数のパーツで構成されていても一つの平面に連続して配置されていれば可」となっている。契約するアフリカ勢を中心に使用が広まりそうだ。

 神野大地(セルソース)が契約…

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