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 神奈川県は17日、新型コロナウイルスの感染が再拡大の局面に入ったとして、県民に警戒を呼びかける「神奈川警戒アラート」を発動した。事業者に感染防止策への取り組みを記した書類の掲示を徹底するように求め、県民には感染対策が十分ではない場所には行かないように求めた。黒岩祐治知事は「今は経済活動と感染防止策を両立させようとしている」として、外出自粛は求めなかった。

 県内で同日発表された新規感染者は43人で、直近1週間の平均では1日あたり33・43人。アラート発動基準の同33人を超えた。黒岩知事は「(県民の)皆さんには、改めてウイルスは身近にあるという意識をもって用心をお願いします」と述べた。

 県内の16日の入院者数は101人。現在870床が利用でき、必ずしも逼迫(ひっぱく)した状況ではないとしている。入院者が150人程度となった時点で改めて医療機関に病床拡大の要請を検討するという。

 県の感染状況は、4月の流行時には60代以上の高齢者が多かったが、6月以降は30代までの若年層の感染者が急増。さらに直近では40~50代が急激な増加傾向にある。

 また6月下旬以降、東京都関連の感染も出続けている。6月末には接待を伴う飲食店での感染拡大が目立ったが、今月7日以降は家族内感染や職場内感染がみられるという。(田井中雅人