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 新型コロナウイルスの影響で3月以降16試合連続で中止が続いていた女子ゴルフ。そんな中で、アース・モンダミン杯が6月下旬、千葉・カメリアヒルズCCで開催された。観客も入れず、メディアも制限し、徹底した感染対策のもとで開催された異例の大会。しかもテレビ放送をせず、代わりに全日程無料インターネット中継をするという画期的な大会でもあった。開催決断の背景やテレビ局との関係、ゴルフ界の未来について、大会主催のアース製薬・大塚達也会長(62)に聞いた。

 ――大会を無事に終え、今の思いは

 「予想以上の反響があり、うれしいお言葉をたくさんいただいた。例年だと閉幕後は燃え尽きたり、費用が気になったりするが、今年は少し違う心境。来年に向け、ますます夢が広がっている」

 ――他大会の中止が続く中、開催を決めた理由は

 「日々努力している選手を思うと、中止という選択肢はなかった。たとえ小さなコンペのような形であっても、開催するつもりだった」

 ――勇気の要る決断だったのでは

 「決断という点では、ツアーに参入した時の方が大変だった。役員や株主の皆さんに納得してもらえるかどうか、何年も悩んだ。社長任期の最後の年、最後の挑戦として提案させてもらった」

テレビ放送なし「格段に安かった」

 ――今大会は初めて、大会初日第1組から4日間、YouTube(ユーチューブ)を使ってインターネット中継した

 「費用は安くあがった。今回は四つのチャンネルで放送したが、例年テレビ局に1チャンネルでお支払いしていた金額より、格段に安かった」

 ――視聴者数は合計で868万人。雨天順延により最終日は月曜昼となったが、最大で同時に約24万7千人が見ていた

 「この数字を『視聴率だと1%にも満たない』と言う人もいる。だが、これまでのテレビ放送以上に、本当にゴルフを見たい人に届けられたのではないか。他の大会主催者からも興味を示されている。今後は、360度カメラを使った中継などにも挑戦してみたい」

 ――無料配信だった上、自社CMも入れなかった

 「日本女子プロ協会(JLPGA)と一緒に、課金制の検討もした。だがサイトを作るのに数千万円、年間維持費としてもまとまった費用がかかる。この1試合だけのためにとなると難しい。でも年間のツアーを通じて活用できるのであれば、可能性は広がる。視聴者の方に協力をお願いできれば1アカウント500円くらいで十分やっていけるのではないか」

選手から協会に金、「非常にいびつ」

 ――多くの大会はテレビ局が主催や後援に名を連ねているが、アース・モンダミン杯はアース製薬単独の主催。今大会でテレビ放送からも撤退した

 「もう絶対テレビ放送しない、…

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