コロナ禍でも好調の高級外車 1千万円超が売れる理由
高級外車が売れている。日本自動車輸入組合(JAIA)によると、今年1~6月の輸入車の新車販売のうち、1千万円以上の車は前年比5・7%増の1万760台で過去最高だった。新型コロナウイルスの流行で国内の新車販売が落ち込む中、一体なぜなのか。
JAIAによると、1~6月の上半期はポルシェが3766台(前年比16・3%増)、フェラーリが548台(同30・2%増)、ランボルギーニが410台(同12・9%増)などと過去最高を更新し、販売台数を押し上げた。6月単月でも前年比12・8%増の2073台で、統計がある1988年以降で最高だった。
今年は新型コロナウイルスの影響で、国内外で車の生産、販売が止まった。国内の新車販売も上半期は前年比19・8%減で、うち外国メーカーの輸入車も同23・2%減と振るわなかった。
その中でも高級車が好調な理由に、JAIAのティル・シェア理事長は17日の記者会見で「(高価格帯に少なかった)SUVを各社が投入した」ことを挙げた。新たな選択肢が増え、買い替えた人が多かったとみる。
実際、ランボルギーニで販売…