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 新型コロナウイルスの影響で2021年夏に延期された東京オリンピック(五輪)の大会組織委員会は17日、延期後の新たな競技日程を発表した。基本的に延期前の日程を曜日を合わせてそのまま引き継ぎ、9都道県42会場、五輪史上最多の33競技339種目も変更はなかった。

 大会は開会式2日前の2021年7月21日、福島でのソフトボール日本戦からスタート。同23日に開会式、8月8日に閉会式をともに国立競技場で行う。観戦チケットは約448万枚を国内で一般販売済み。組織委は秋以降に希望者への払い戻しを行う予定で、新たな販売計画は未定。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、安全に大会を開くために複数のシナリオを検討しているとしたうえで、「無観客は、我々が望む形とは明らかに違う」と述べている。

 組織委とIOCは大会の簡素化に向け協議中。組織委の武藤敏郎事務総長はこの日、延期に伴う追加経費の規模を秋に、新型コロナ対策の中間的な取りまとめを12月にそれぞれ示す方針を明らかにした。また、森喜朗会長は、五輪を中止する場合の費用を「たとえ話」として「倍とか3倍になる」と述べたうえで、「日本の事情だけで決められる問題ではない」との考えを示した。時間短縮も検討されている開閉会式は、公表された日程では当初の予定通り3時間ずつ確保された。暑さ対策で札幌市に移った男女のマラソン(女子は8月7日、男子は8月8日)の表彰式は閉会式で行う。