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 米ネットフリックスは16日発表した4~6月期決算で、有料会員数が3月末比で1009万人増の1億9295万人に上ったと公表した。コロナ禍の巣ごもりに伴う動画サービスへの追い風で、2億人の大台に迫っている。経済再開が進むなか、「全裸監督シーズン2」の撮影に入っていることも明かした。

拡大する写真・図版ネットフリックスの日本発独自コンテンツ「全裸監督」は新シリーズの撮影を行っている最中だという=2019年9月、尾形聡彦撮影

 有料会員の1千万人超の増加は、4~6月期としては過去最多。3月ごろに世界各地で外出制限が出た影響で、1~3月期には1577万人増となっており、増加幅は2四半期連続で1千万人を超えた。日本を含むアジア太平洋地域は4~6月期に前期末比266万人増の2249万人となり、急成長が続いている。

 日米など世界各地で外出制限が緩和されるなか、ネットフリックスはコンテンツの制作を再開しつつある。同社は16日の発表で、「アジア太平洋地域では、日本の『全裸監督シーズン2』などの作品を撮影中だ」と説明した。昨年配信され、日本などで人気を呼んだドラマシリーズ「全裸監督」の新シリーズは、2021年に配信予定だ。

 同社は16日、最高コンテンツ責任者のテッド・サランドス氏が、創業者のリード・ヘイスティングス最高経営責任者(CEO)と共に、共同のCEOを兼ねると発表。また、同社日本法人のトップだったこともある最高プロダクト責任者のグレッグ・ピーターズ氏が最高執行責任者(COO)に就くことも公表した。

 同社の4~6月期決算は、売上高が前期比約25%増の61億4800万ドル(約6600億円)、純利益は前期の約2・7倍の7億2千万ドルの増収増益だった。ただ、7~9月期の業績見通しでは有料会員増を250万人と見積もった。コロナ禍で急増してきた会員の伸びが、今後は鈍化すると見込んだ形だ。これを受けて、同社株は17日未明の時間外取引で、7%程度下落した水準で取引されている。(サンフランシスコ=尾形聡彦)