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 JR一ノ関駅に近い岩手県一関市大町の商店街で18日、歩道にテーブル席を設ける「テラス営業」が始まった。コロナ禍の影響を受ける飲食店への支援策で道路の利用基準が緩和されたためで、県道路環境課によると「県道では第1号」。商店街は「人通り回復のきっかけに」と期待する。

 約90店が加盟する「一関銀座会」は今月、県の道路占有許可などを取得。商店街の県道約340メートルの歩道で、店舗前の幅0・4~1メートルを11月末までテイクアウトやテラス営業に使えることになった。

 約20店が利用を申請。18日は雨が弱まった昼ごろ、クレープ店とパン店などが店前にテーブル席を設置した。クレープを店内で買い、家族で席を利用した市内の20代男性は「密にならないので安心できる」。

 同店などを経営する不動産会社長の阿部徹さん(35)は今回の試みを進める一人。地域商品券の企画も始まり、夏休みに向け、「歩道を活用して、飲食店や物販店が外に出て、いろいろな企画をやっていきたい」と話す。

 国土交通省は飲食店に原則認められなかった路上使用を、コロナ対策の緊急措置として規制緩和。県も6月下旬、基準を緩和した。県によると、道路の利用申請は盛岡駅前の通りでも出されているという。(泉賢司)