神奈川の海岸に警戒 水上バイク滑走「100台以上」
佐々木康之 織井優佳
神奈川県内の海水浴場が開設されない異例の夏を迎え、海上保安庁が対策に乗り出した。力を入れるのは、水上バイクが関係する事故の防止。三浦半島から静岡県境までの沿岸警備を担当する横須賀海上保安部(横須賀市)が周辺海域をパトロールし、警戒を強める。
県内には、水上バイクの愛好家が数多く集まる場所がある。三浦半島の付け根に位置する逗子海岸(逗子市)。逗子湾の奥に延びる1キロ弱のビーチだ。
「ここに彼らが、『ゲレンデ』と呼ぶエリアがある。多い時は100台以上が集まります」。海保の担当者はこう明かす。
その多くは相模川下流域を出…