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 米軍に新設された宇宙軍トップが、宇宙空間での中国とロシアの軍事的脅威がかつてなく高まっているとして、日本など同盟国との連携を強化する方針を鮮明にした。日本も宇宙の安全保障を重視し、米国との協力を深めている。ただ、宇宙の軍事利用をめぐる規範や国際法の議論は途上で、軍拡競争への懸念も残る。

 米国が当面重視するのは、中ロなどの兵器や宇宙ごみから自国の軍事・商業衛星の安全を確保するための宇宙監視だ。中ロは対衛星ミサイルなどの実験や開発を進めており、米宇宙軍は今年4月にも、ロシアによる対衛星ミサイルの発射実験を追尾したという。宇宙軍トップのレイモンド宇宙作戦部長は朝日新聞の取材に「ロシアの実験は米国や同盟国への脅威が高まっている一例だ。ロシアは(攻撃の)能力を高めている」と語った。

 そんななか、宇宙空間の安全保障をめぐって日米の関係も深まっている。日本は以前から米航空宇宙局(NASA)が主導する有人宇宙活動に参加するなど、科学面で協力してきたが、2008年には宇宙基本法を制定し、安全保障を重視する姿勢を明確に打ち出した。昨年12月に米宇宙軍、今年5月には日本の自衛隊に宇宙作戦隊が創設され、安全保障協力は部隊レベルまで深化し始めた。

 日米間では現在、レーダーを持…

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