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 資源量の減少と価格の高騰から手を伸ばしづらくなったウナギが食卓に戻りつつある。21日は土用の丑(うし)の日。新型コロナウイルスの感染拡大で家族そろって自宅で過ごす「おうち時間」が多くなり、奮発してごちそうを楽しむ家庭が増え、テイクアウトやスーパーなどの予約販売も好調だ。(兼田徳幸)

 東京都目黒区のウナギ料理店「八ツ目や にしむら目黒店」。香ばしいにおいが立ちこめる店先にひっきりなしに客が訪れる。

 この夏は「3密」を避けるため約30席の客席は閉じ、持ち帰り営業のみ。電話予約は受け付けていないが電話も鳴りっぱなしだ。店主の松本清さん(58)は「おかげさまで例年以上に大忙しです」と汗を拭う。

 新型コロナの影響で商売の先行きを案じたが、テイクアウト需要の高まりで春以降は蒲焼(かばや)きの引き合いはむしろ増えたという。売れ筋は大串(税込み2600円)。「家族が3世代そろった時にと、7、8枚まとめてお買い上げいただくことも増えました」と松本さん。売り上げは2割増だという。

 コロナ禍の巣ごもり消費で変化した食の風景は、総務省の家計調査からも浮かび上がる。3~5月の2人以上の世帯の支出額を見ると、外食費は前年の1カ月あたり1万5千円から半減。一方、微増した調理食品では、すし弁当や天ぷらはほぼ横ばいだが、ウナギの蒲焼き(前年同期比23%増)は、冷凍調理食品(同17%増)と並んで支出が増えている。

 スーパーなどが食品ロスの観点から近年展開してきた予約販売も好調だ。

 イオンは、人との接触機会を減らす取り組みとしてウェブ予約をPRした。その結果、前年同期比でウェブ予約の件数が2・5倍に増えた。1匹を2、3人でシェアできる通常の1・5倍サイズの鹿児島産特大蒲焼き(税込み2786円)が特に人気だという。広報担当者は「単価の高い大きいサイズから注文が入る傾向があり、コロナ禍の中で『プチぜいたく』の消費行動が見える」と話す。

 土用の丑の日を前に、店頭の特…

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