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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、アフリカ諸国がモバイルマネーやロボットといった最先端のテクノロジーを使った対策を次々と打ち出している。先進国が段階的に技術を進歩させてきたのに対し、経済発展で出遅れたアフリカ諸国で一足飛びに最新技術が普及する「リープフロッグ(カエル跳び)」と呼ばれる現象だ。

拡大する写真・図版ケニアの首都ナイロビ近郊で6月29日、牛の番をしながらエムペサの残高を確認するマサイ民族の男性。7年ほど前からエムペサを利用しているという=中野智明氏撮影

 ケニアの首都ナイロビのスラム街に住むアリス・ガタンボさん(70)は6月中旬、自分の携帯電話の画面を朝日新聞ケニア人助手に見せて、ほほえんだ。コロナ禍で困窮する国民に政府が配る給付金の入金を知らせる通知が届いていた。

拡大する写真・図版ケニアの首都ナイロビで6月18日、ケニア政府からの入金通知を見せるアリス・ガタンボさん=アモス・タコナ撮影

 お金は携帯電話のショートメールを使った送金サービス「M―PESA(エムペサ)」のアカウント(口座)に入金され、4月下旬から週に1回、千シリング(約千円)を受け取ってきた。このサービスを使えば普段の買い物のほか、光熱費、税金などの支払いができ、国内の至る所にある代理店で現金として引き出せる。

 ガタンボさんは、新型コロナが流行する前は野菜や砂糖を露店で売っていたが、移動制限や夜間の外出が禁止されて売り上げは激減。高齢者は感染リスクも高いため、外出を控えてきた。「孫の世話もしなくちゃいけないから十分な額とは言えないけど、これで高血圧や糖尿病の薬が買える」と喜んだ。

 エムペサは、ケニアの携帯電話…

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