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 国土交通省と国土技術政策総合研究所は18日、豪雨で氾濫(はんらん)した球磨川沿いの道路と球磨川に架かる橋について、被害状況の調査結果を田嶋徹熊本県副知事らに報告した。

 球磨川沿いの国道219号と八代市から人吉市までの県道約100キロ、球磨川に架かる橋計22橋を対象とし、4~17日に国交省などが延べ約600人を動員して調査した。道路の約400カ所に、氾濫に伴う土砂流入による路肩の崩壊や道路の流失などの被害が確認された。また、球磨川に架かる橋については、約半数に相当する10橋が流失していたことがわかった。

 橋の被害について、調査にあたった同研究所熊本地震復旧対策研究室の西田秀明室長によると、球磨川の水位が橋桁付近まで上昇したことにより浮力や横方向の力を受け、上部構造ごと流された橋が多いという。通常、洪水などで橋が流されるときは、橋の地盤そのものが流失する場合が多い。西田室長は「津波の被害を受けた状態に近い」と話した。

 橋の一部が流失した人吉市の西瀬橋については、近くに小学校があり、通学路として使われている。国交省は、仮橋の設置を進める。(大木理恵子)

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