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 探査機「はやぶさ2」が小惑星の砂が入っているとみられるカプセルを地球に送り届けたあと、追加探査に向かう別の小惑星について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が候補を二つに絞り込んだ。どちらも約10年後の到着になるといい、9月ごろに最終決定する。文部科学省宇宙開発利用部会で21日説明した。

 計画では、JAXAは、はやぶさ2の残りの燃料や到着の難易度から、2029年と31年に到達できる直径約40メートルの2001AV43と、30メートルの1998KY26に狙いを絞った。いずれも地球と火星の間を公転しており、高速で自転しているらしい。

 2001は初代はやぶさが探査したイトカワのような岩石質、1998は水分が多そうだという。小惑星を撮影することで構造や強度を調べ、リュウグウと比較するような研究が検討されている。

 はやぶさ2は打ち上げから6年たち、さらに小惑星到着まで10年ほどかかる。イオンエンジンの燃料は半分ほど残っているものの、エンジンは耐用年数を超えることになるため、運用は精査が必要という。(小川詩織)