デキサメタゾン、コロナ治療薬として手引きに 厚労省

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 厚生労働省は21日までに新型コロナウイルス感染症の診療の手引を改定し、抗炎症作用のあるステロイド剤「デキサメタゾン」を二つ目の治療薬と位置づけ、追加掲載した。新型コロナの治療薬では、抗ウイルス薬のベクルリー(一般名レムデシビル)がすでに承認されている。

 もともと重症感染症向けに承認されている薬で、新型コロナウイルス感染症も含まれるため、新たな承認手続きなどは不要という。厚労省の手引に掲載されたことで、医療現場での使用が広がる可能性がある。

 デキサメタゾンは英オックスフォード大が6月、新型コロナの重症患者の死亡率を減らすのに効果的だとする研究結果を発表していた。現在、新型コロナに薬が使われる場合、治療費は公費でまかなわれるため、患者の負担は発生しない。

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