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 新型コロナウイルスの感染を防ぐために、各国の議会ではオンラインによる審議や採決を試験的に導入する動きがある。おおむねスムーズに進んでいるようだが、熱い議論はやはり議場で、という声もある。「改革」は根付くのだろうか。(下司佳代子=ロンドン、大部俊哉)

700年で初の試み

 「次はベルファストに飛びます。クレア・ハンナ議員」

 7月1日、英議会下院のホイル議長がこう呼びかけると、議場のスクリーンにはロンドンから500キロ離れた北アイルランド・ベルファストの自宅にいる議員が映し出された。

 しばしば、日本の「お手本」とされる英議会。下院(定数650)では4月、テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を使った審議を取り入れた。700年の歴史をもつ下院で、本会議でのオンライン審議は初の試みだ。

 オンライン審議に参加できるのは一度に120人まで、議場内に入れるのは議員同士が互いに2メートルの距離を取るため50人まで。両者をあわせた「ハイブリッド型議会」となった。どちらにも参加できない議員は、議会のネット中継を見るなどしているようだ。

 オンライン審議の導入の背景には、議会のクラスター化がある。感染が急拡大する中でもすし詰め状態で議論を続け、ジョンソン首相やハンコック保健相ら感染する議員が続出。「議場は危険」という認識が広がり、野党議員約100人がオンライン議会の導入を求める書簡に署名した。

 5月に入ると採決もオンライン…

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