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 飲食店で「冷やし中華 始めました」の貼り紙を見かける季節になりました。名古屋市天白区にあるパン屋では「冷やし中華パン 始めました」と掲げられています。いったいどんなパンなのか、お店を訪ねました。

税抜き260円

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 名古屋市天白区にある「ベーカリーニコット」。数年前から夏季限定で、冷やし中華パン(税抜き260円)を販売しています。

 コッペパンに挟まれている具材は、ハム・キュウリ・錦糸(きんし)卵・紅ショウガ・中華麺の5種類。タレは液体ではなくジュレにしてあります。

マヨネーズは当然

 「製粉会社の方と話をしていて『焼きそばパンがあるなら冷やし中華パンもできるのでは』となって考案しました」と話すのは、オーナーの鈴木洋平さん(41)です。

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 商品化にあたっての課題は「タレをどうするか」。時間が経つとパンが水分を吸ってベチャベチャになってしまうためです。

 お店でゼリーも作っていたことから、タレを固めてジュレにする方法を思いついたことで解決。そこからはすんなり進んだそうです。

 名古屋では冷やし中華に欠かせないマヨネーズも当然使われています。

 有名なフレンチレストランのベーカリー担当を経て独立した鈴木さんは、生まれも育ちも名古屋。マヨネーズを使うことに迷いはなかったそうで、「パンと相性がいいですから」と笑います。

 お盆ごろまでの販売を予定していて、多い日は1日50~60個売れることもある冷やし中華パン。「冷やし中華と違って、片手で手軽に食べることができます。店名のようにニコッとしてもらえたらうれしいです」と鈴木さん。(若松真平)