[PR]

 千葉県高校野球連盟は20日、夏の甲子園と千葉大会の中止を受けて開催される「2020夏季千葉県高等学校野球大会」(県高野連主催)の地区トーナメントの組み合わせを発表した。8月2日の開幕初日は第1、3地区の8試合。日程が順調に進めば10日に全8地区の優勝校が出そろい、決勝トーナメント(10日抽選)は15日から始まる。

 新型コロナウイルス対策として、各チームの主将による抽選会は中止となり、地区ごとに責任教師がくじを引いた。県高野連加盟の171校のうち、津田沼、船橋豊富、薬園台、鴨川令徳、上総の5校が部員不足などを理由に不参加。166校158チームで、特別な夏の頂点を争う。

注目チーム紹介

 新型コロナウイルスの感染対策として、地区ごとに試合が行われることになった今夏の大会。春季大会の8強以上が対象だったシード校はなく、激戦が予想される。各地区の注目チームを紹介する。

 千葉市内の第1地区は、最多の28チームが争う。昨夏8強の千葉明徳は昨秋、木更津総合から6点を奪った打力が武器。高校通算20本塁打の捕手・寺嶋が攻守で引っ張る。過去7回の夏の甲子園出場経験を誇る古豪・千葉商や2004年夏の甲子園でダルビッシュ有投手(米大リーグ・カブス)擁する東北を破った実力校・千葉経大付も地力がある。

 船橋・習志野市などの第2地区は、昨年、春夏連続甲子園出場の習志野が軸。主将の角田や主砲の桜井など昨夏の主力6人が残り、昨秋は関東大会で8強入りした。技巧派左腕の山内を中心とした投手陣の粘りが鍵を握る。昨夏8強の市船橋や投手陣が多彩な県船橋、昨秋16強の東葉が打倒習志野に燃える。

 市川・松戸市などの第3地区は、昨春の関東大会4強の専大松戸が一歩リードする。昨年のエース・横山(現・千葉ロッテ)が抜けた穴を西村・平田の左右両腕が埋め、昨秋は県4強に進出した。昨年から上位打線を打つ高崎ら攻撃陣が援護できるか。2000年夏の甲子園で準優勝し、昨秋16強の東海大浦安や千葉商大付、昨夏8強の市川も上位を狙う。

 柏・流山市などの第4地区。日体大柏の箱山は長身から投げ下ろす直球が軸の本格派右腕だ。両打ちの小谷を中心としたパンチ力のある打線が武器の西武台千葉や市柏が後を追う。

 佐倉、印西市などの第5地区。一昨年夏の西千葉大会を制し、昨秋8強の中央学院が筆頭格か。昨夏、ノーシードから21年ぶりに決勝に進んだ八千代松陰は今年も目が離せない。昨夏Cシードの佐倉、昨秋16強の我孫子東も上位に食い込む力がある。

 成田・銚子市などの第6地区は、伝統校がひしめく。プロ注目の捕手・古谷が引っ張る成田が中心。1974年夏に全国制覇した銚子商は遊撃手の常世田が攻守の要だ。甲子園出場経験のある成東も、強肩強打の主将・岡崎を中心に粘り強い。昨秋、習志野を2点差まで追い詰めた左腕の千葉が率いる千葉黎明も楽しみだ。

 茂原や鴨川、館山市などの第7地区。昨秋16強で、どこからでも点が取れる打線が持ち味の千葉学芸や、今春選抜大会の21世紀枠の県推薦校となった東金に勢いがある。2008年の選抜甲子園に出場経験がある安房がどこまで食い込めるか。

 市原、木更津市などの第8地区は、強豪がそろう最激戦区。木更津総合の最速150キロに迫る伸びのある直球が武器のエース右腕・篠木は1年夏に甲子園を経験、左の吉鶴も最終学年で成長し、投手陣は盤石だ。拓大紅陵は、昨秋の県準優勝の立役者であるエース竹内が健在。鋭いスプリットで三振の山を築く。昨秋8強の志学館や東海大市原望洋、昨夏4強の市原中央が絡めば、混戦は間違いない。(福冨旅史)

大会概要

 第1試合は原則午前9時、第2試合は午後2時から。原則無観客で、吹奏楽部の応援も認めない。3年生(控え部員含む)1人につき保護者2人や、控え部員は入場を認める。声援は禁止だが、拍手は認める。開・閉会式は実施しない。

 登録は1試合20人で試合ごとに変更可。延長十回からタイブレーク。週500球の投球制限や申告故意四球(敬遠)が適用される。