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 観光業への支援策「Go To トラベル」が22日に始まり、23日からは4連休に入る。人の移動が増えると予想されるなか、全国の感染状況をみると、新たに報告される感染者数は各地で増加傾向で、地方への広がりも顕著だ。

 都道府県の発表を集計したところ、21日までの1週間で、人口10万人あたりの感染者数が0・5人を超えているのは24都道府県。14日までの1週間では16都府県、7日までの1週間では8都府県だった。政府は5月、緊急事態宣言解除の基準の一つとして「直近1週間の新規感染者数が人口10万人あたり0・5人程度以下」としていた。

 感染者数が最も多い東京都では、14日までの1週間は8・74人だったが、21日までの1週間は11・69人に増えた。この間、大阪府は1・83人から5・40人、京都府は2・13人から4・57人、愛知県は0・15人から2・33人、福岡県は0・84人から3・62人と首都圏以外での急増が目立つ。

 21日までの1週間は、群馬県(0・62人)や石川県(0・53人)、岐阜県(1・46人)、滋賀県(0・78人)、岡山県(0・79人)、香川県(1・36人)でも10万人あたり0・5人を超えており、地方にも感染が拡大している様子がうかがえる。

 1日に報告される感染者数が4月のピークを超える自治体も増えてきた。21日には福岡県で過去最多の53人を、同日は愛知県も53人、岐阜県も14人で最多を確認した。京都府でも20日に過去最多の27人が報告されている。ほかにも21日までの1週間で、宮城県、栃木県、東京都、奈良県、岡山県、長崎県で最も多い感染者が出ている。

 また、感染拡大がいったん収まったとみられた地域でも再び報告が相次いでいる。6月に感染者がまったく報告されなかった、青森と山形、富山、福井、奈良、鳥取、島根、山口、香川、愛媛、高知、佐賀、長崎、宮崎、沖縄の15県では、7月に入り、新たに感染者が出ている。(合田禄、伊藤隆太郎)