拡大する写真・図版「半沢直樹」

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 新型コロナウイルスの影響で放送が延期されていた春ドラマがほぼ出そろった。放送担当記者が見どころを語り合った。

参加した記者は、守=守真弓(40)、土井=土井恵里奈(38)、宮田=宮田裕介(30)、黒田=黒田健朗(28)、大野=大野択生(26)、川村=川村貴大(26)

 守 今回はTBSに話題作が目立つ。初回から20%を超える高視聴率を記録したのは、7年ぶりの「半沢直樹」。悪役の色気が光るドラマだが、今回は「敵」にあの市川猿之助が加わった。隈(くま)取りをしているかのような強烈な表情や自在な台詞(せりふ)回しが初回から異様な存在感を放っていて、歌舞伎版「ワンピース」でかわいいルフィ役を演じていたのが信じられなくなる。これからどんな演技を見せてくれるのかが楽しみ。

 川村 舞台が前作の東京中央銀行から出向先の東京セントラル証券に移ったことで、子会社の部長という立場に置かれた半沢(堺雅人)が親会社の銀行という逆らえないはずの相手に立ち向かうという構図ができ、よりいっそう半沢を応援したくなる。証券営業部長の伊佐山を演じる市川が、それまで慕っていた大和田取締役(香川照之)を裏切り、三笠副頭取(古田新太)に寝返ったシーンは見応えがあった。

 黒田 証券会社内部での、銀行出向組と生え抜き組の対立や、裏切りなどがいかにも「半沢」っぽい。大和田の「施されたら施し返す、恩返しです」というあの名ゼリフのパロディーでは思わず笑った。

 宮田 「恩返し」は、流行語になりそう。

 大野 前作から7年経っているのに、主要キャストは皆年齢の経過をほとんど感じさせない。ただ、相変わらず物語の本筋に関わる女性キャラクターがほぼおらず、社内の権力争いばかりしている「男のドラマ」だなあという感じがする。

 川村 私の一番のお気に入りは「私の家政夫ナギサさん」。仕事は優秀だけど家事が全く出来ない、製薬会社の営業職で28歳独身のメイ(多部未華子)のもとに家政夫のナギサさん(大森南朋)がやってくるという物語。「あなたならできる」とチームリーダーや新人の教育係を任され、過度な期待に押しつぶされそうになるメイの気持ちに共感し、ナギサさんの優しさが痛いほど胸にしみる。

 黒田 若い女性の等身大の悩み…

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