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 新型コロナウイルスによる感染症の予防ワクチンについて政府は22日、医療従事者や高齢者、基礎疾患がある人、妊婦らに優先的に接種する案を分科会に示した。今後、分科会で議論する。

 政府は、接種の重点目標を「新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)防止を図り、死亡者や重症者の発生をできる限り抑制すること」に置いた。

 医療従事者は患者に接するため感染リスクが高い。医療提供機能を維持するうえでも接種の必要性が高いとした。高齢者のほか、慢性呼吸器疾患、慢性腎臓病、糖尿病、心血管疾患、がんなどの基礎疾患のある人は感染すると重症化しやすいとされる。こうした人たちへの接種で重症者を減らすことは、医療現場の負荷を軽減することにもつながるとした。

 また、妊婦については優先接種の対象として挙げたうえで、重症化のリスクなどをめぐり複数の報告があることから「今後科学的な根拠をもとに、さらに検討する必要がある」としている。分科会では、高齢者施設や障害者施設の職員も優先接種の対象に加えるべきではないか、との意見も出たという。(富田洸平)