拡大する写真・図版フェンシング・サーブルのドイツ代表、マックス・ハルトゥング(本人提供)

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 フェンシング男子サーブルの元欧州王者、ドイツのマックス・ハルトゥング(30)はいま、22年通い続けたドイツ中西部ドルマーゲンの体育館に車で通う。フェンシングの練習は月水金の週3回。火木はランニングと筋力トレーニングで体力を保つ。次の競技会が決まらず、体をなまらせない程度に基礎練習を続けるしかない。

 東京五輪・パラリンピックの延期が決まったのは3月24日。その3日前、ハルトゥングは地元放送局の番組にオンラインで出演し、言った。

 「東京五輪が予定通りに開催されるのなら、私は出場しない」

 同じ日、ドイツオリンピック委員会の聞き取りにもそう伝えていた。現役のプロ選手が公の場で、五輪の開催に異を唱えるのは極めて異例だ。自身3回目となる五輪出場を決めていたトップ選手の決断を、世界の主要メディアが報じた。「4年間、五輪出場のために努力した。決断は困難だったし、リスクが大きかった」とハルトゥング。それでも、確たる信念が背中を押した。

 3月に出場予定だったイタリア…

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