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 埼玉県八潮市の小中学校の給食で病原大腸菌O(オー)7による食中毒が発生し、児童生徒ら3千人超が下痢などの症状を訴えた問題で、市内全15校の給食づくりの委託を受ける「東部給食センター」(同市新町)は22日、症状のなかった人も含めた全員に補償金を払うことを書面で保護者らに通知した。補償総額は少なくとも3千万円を超えるという。

 補償内容は、医療費の実費と慰謝料、仕事を休んだ保護者の休業損害など。慰謝料は、無症状の人は1人一律3千円、自宅療養は5千円、通院は1日あたり5500円、入院は1日あたり1万円を支払う。同センターは「7月下旬から学校ごとに説明会を開き、謝罪と補償内容の説明をしたい」という。

 同市では、6月27日ごろから市内の児童生徒と教員計6922人の半分にあたる3453人が下痢や腹痛などの症状を訴え、県の調査で、給食に出された海藻サラダから病原大腸菌O7を検出。同センターが海藻サラダを加熱処理しなかったことが原因とされたため、同社が補償の責任を負うこととなった。(米沢信義)

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