「東映の良心が十万馬力で破壊された気分」(小原篤のアニマゲ丼)

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 「いまアニメは斜陽でしょ? アニメーターは、細切れの発注を受けてチョコチョコあの作品をやり別のをやり、それもみな1クールで終わって。団結してものを作り上げることができないんじゃないか」

 「『アトム』で手塚さんはパンドラの箱を開けちゃった。手塚さんがやらなくても誰かが開けたでしょうけど。ちゃちな動きで話にならないと思った『アトム』に世間は拍手喝采。東映の良心が十万馬力で破壊された気分でしたね」

 東映動画(現・東映アニメーション)出身で、「ルパン三世」(1971年放送)、「未来少年コナン」(78年放送)、「じゃりン子チエ」(81年公開)などで知られる名アニメーター、大塚康生さん(1931年生まれ)に以前取材でうかがったお言葉です。7月末に玄光社から「大塚康生画集 『ルパン三世』と車と機関車と」(A4変型判、160ページ、税込み3850円)が出まして、その紹介に添えるネタはないかと過去の取材ノートをひっくり返したところ、2009年11月のロングインタビューに行き当たりました。翌年3~4月に夕刊1面で連載した「ニッポン人脈記」のための取材でしたが、紙面で使ったのは1/10に満たないほど。もったいないもったいない。

 このたびの画集はタイトル通…

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