拡大する写真・図版シビックテック コロナに挑んだ3カ月

[PR]

シビックテック コロナに挑んだ3カ月②

 2011年3月11日午後、のちに一般社団法人「コード・フォー・ジャパン(CfJ)」代表理事となる関治之(45)は、東京・六本木のオフィスで大きな衝撃に見舞われた。東日本大震災だった。

 人波の中を自宅を目指して歩きながら、関はオープンソースでつながる仲間と連絡を取り合った。

 「被災地は情報が寸断されている。ネットの地図上に、現地で必要な情報を表示させよう」。帰宅すると、すぐにサーバーの設定に取りかかった。

 東京電力福島第一原発から30キロ圏、病院やガソリンスタンド、水が手に入る場所、お風呂や電気が使える場所……。地図上に表示させていった。

拡大する写真・図版シビックテック コロナに挑んだ3カ月

 被災地では、多くの自治体も大きな被害を受けた。現地では紙の情報しかない中で、サイトは被災者だけでなく、現地入りした救援隊やボランティアなど、多くの人に利用された。

 もっと何かできないだろうか。関は被災地に入り、ボランティアセンターを回って聞いた。「ITで解決できることはありませんか」

 新型コロナウイルスの感染拡大で根底から生活が変わるなか、互いに知らず、年齢も職業も住む場所も違う人たちがネット上で協力し、自らの技術をコロナ対策に役立てようとする活動が広がった。ITを使い、社会課題を自ら解決していく活動「シビックテック」だ。共に取り組んだのは東京都と国レベルのプロジェクト。走り続けた彼らの3カ月を全10回で報告する。

 ところが、返ってきたのは、「…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら