【動画】戦後75年。まだ間に合う。ことばを、かたちを、未来へ
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 広島と長崎に原爆が投下されてから、この夏で75年になります。朝日新聞は被爆60年にあたる2005年から今年まで5年ごとに、被爆者の方々にアンケートを依頼し、体験や思いを記事にしてきました。過去4回のアンケートすべてに答えてくれたのは155人。その方々に、次世代や世界へ伝えたいことを聞きました。

拡大する写真・図版イラストを描いた被爆漫画家の西山進さん=2020年7月20日、福岡市博多区、佐々木亮撮影

 年表のイラストを描いたのは、被爆者で漫画家の西山進さん(92)。これまで4回のアンケートに全て回答した155人の一人です。「はだしのゲン」で知られる中沢啓治さんが2012年に73歳で亡くなった後、「現役最後の被爆漫画家」といわれています。

拡大する写真・図版核と被爆者をめぐる歩み

拡大する写真・図版核と被爆者をめぐる歩み

 旧制中学校の美術教師だった祖父の影響で、子どものころから絵を描くのが大好きでした。当時から漫画家に憧れていましたが、3歳の時に満州事変が勃発するなど、ずっと「戦争漬け」の時代で、そうした夢は許されませんでした。

 被爆したのは、少年工として働いていた三菱長崎造船所(爆心地から約3・5キロ)です。翌日、救援隊として爆心地付近を歩いて縦断しました。あちこちに遺体が転がっていましたが、あまりの多さに、だんだん頭が空っぽになり、何も感じなくなっていきました。その時に見た光景は、絵本や絵巻物、紙芝居に何度も描いてきました。

明るめのものの中に一つだけある違ったカット。西山進さんが込めた思いを拡大したイラストとともに見ていきます。

 今回描いたカットは、子どもに…

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