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 東南アジアなどに生息し、道内では珍しい「カラシラサギ」とみられる野鳥が小樽市内に飛来しているのが見つかった。札幌市西区の日本鳥学会会員・渡辺智子さんが撮影した。

 渡辺さんによると、6月6日と16日に日本海に臨む小樽市の川の河口付近で見つけた。水辺に降り立つと小魚などをついばむように水中にくちばしを突っ込み、人が近づくとまた飛んでいった。その後は姿を見なくなったという。

 公益財団法人山階鳥類研究所(千葉県)によると、コサギにも似ているが、コサギはくちばしが黒いのに対してこの鳥は黄色い。また、目の先の方が青いなどの特徴から、カラシラサギと判断できるという。

 カラシラサギは中国などで繁殖、東南アジアなど南方で越冬する。日本にも飛来するが生息数は少ない。道内でも確認例はあるものの、本来の分布域と異なる地域に飛来する「迷鳥」とみられる。

 地球温暖化が影響しているのだろうか。日本鳥学会の元会長で帯広畜産大の藤巻裕蔵名誉教授は「観察する人が増えたから確認されるようになったのかもしれない。今のところ温暖化と結びつけるのは無理がある。ただ、完全に否定もできない」と話す。(片山健志)