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 「2020年夏季山梨県高校野球大会」は24日、山日YBSと富士北麓(ほくろく)の2球場で2回戦5試合があった。昨夏の山梨大会4強の甲府城西は、同8強の富士北稜を終盤に突き放し、快勝した。市川・峡南・青洲・増穂商の4校連合チームは富士河口湖に敗れた。25日は山日YBSで2回戦3試合が予定されている。

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 2年生が卒業すると廃校になる市川、峡南、増穂商3校と、3校が統合して今春開校した青洲。連合チームを率いた市川の田中悠介主将(3年)はコロナ禍での結束に心を砕き、この日はプレーで四つのユニホームを一つにした。

 新型コロナウイルスの影響でグラウンド練習はできず、集まることもままならない。合同練習は6月下旬から始めた。「最初は声をかけ合うこともできなかった」。まず、声を出すことから徹底した。

 1点先制されて迎えた初回、弟で青洲の柊輝(しゅうき)選手(1年)の適時打で追いつく。続く二回、2死二塁で打席が回った。2球目の直球を振り抜くと、勝ち越しの左前適時打に。チームの雰囲気は最高潮に達した。

 遊撃の守備からも積極的に声をかけた。兄弟の適時打で挙げた2点に抑えられ、逆転を許して敗れはしたが、「やりきった」と笑顔を見せた。

 「弟たちが他の3校の伝統を引き継ぎ、青洲高校としての土台をしっかり作ってほしい」(玉木祥子)