文・伊藤隆太郎、写真・迫和義
拡大する「スターハウス」と呼ばれるポイント型住棟=東京都北区の赤羽台団地、朝日新聞社ヘリから、迫和義撮影
高度成長期、勤労世帯が住んだ団地。素っ気ない直方体の建物が多い中、Y字形の特別な建物があった。その建物の名は――。
拡大するスターハウス(中央)。上空からでも「昭和の雰囲気」が漂う=東京都北区の赤羽台団地、朝日新聞社ヘリから、迫和義撮影
都市部の勤労世帯に向け、旧・日本住宅公団(現在の都市再生機構)が1950年代から整備を進めた「公団住宅」。ステンレス製の流し台や水洗トイレなど、当時の先端設備が備えられた「団地」は、高度経済成長期を象徴するあこがれの住まいだった。
拡大する「スターハウス」と呼ばれるポイント型住棟=東京都北区の赤羽台団地、迫和義撮影
花形は、スターハウス。1フロアあたり3戸が3方向に広がるように配置された、特別な建物だ。素っ気ない長方体の「板状住棟」が並ぶ団地のなかで、景観にアクセントを与える狙いなどから配置され、人気が高かった。
拡大する「スターハウス」と呼ばれるポイント型住棟=東京都北区の赤羽台団地、迫和義撮影
そんなスターハウスが昨年、団地として初めて登録有形文化財となった。東京23区内で初の大規模団地として62年に誕生した北区の赤羽台団地。老朽化にともない、高層の「ヌーヴェル赤羽台」として建て替えが進むなか、3棟のスターハウスと1棟の板状住棟が保存される。昨年までに住民は退去し、すべて空室だ。
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拡大する「スターハウス」と呼ばれるポイント型住棟=東京都北区赤羽台、迫和義撮影
都内のライター、浅井郁子さん…
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朝日新聞社会部