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 医師2人が患者に対する嘱託殺人容疑で逮捕された事件で、亡くなったALS患者の林優里さん(当時51)の父・和男さん(79)が24日、京都市内で取材に応じ、「(死を望んでいると)もし知っていたらもちろん止めている。いいよという親がいるでしょうか」と心境を語った。

 和男さんは優里さんが医師らとSNSでやりとりしていることを知らなかったという。一方で「今回のような形で亡くなったというのは優里の本心だと思う。本当につらい病気だから」と話した。

 優里さんは学生の頃から海外旅行が好きで、友人らとイタリアやネパール、エジプトなど様々な国に出かけ、思い出話をしてくれたという。「とにかく活発で、これと決めたことは一人で成し遂げる性格の娘だった」と振り返った。

 逮捕された医師2人に対しては「くそったれと思う」と語る一方、「娘の気持ちも理解できる。二つの思いがあって、複雑な気持ちです」と打ち明けた。(古田寛也)