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 福岡県大牟田市の公式キャラクター「ジャー坊」が久々の大活躍を見せている。ツイッターやインスタグラムといったSNSで、豪雨による被害や、市民が懸命に復旧をめざす状況を発信し、支援金集めに大きな貢献をしているという。

 ジャー坊は2017年に同市の市制100周年を記念し、人気ゲーム「妖怪ウォッチ」を手がけた「レベルファイブ」の協力で誕生。18年のゆるキャラグランプリで準Vを獲得した。

 その後、市はグランプリ「卒業」を宣言。全国的に向上した知名度を生かし、市の魅力発信のため、他のゆるキャラとは一線を画した活用をしていくとしていた。だが、この2年ほど目立った活動はなく、市外への発信も低迷していた。

 「復活」したのは、6~7日に市内で大規模な被害が発生した豪雨がきっかけだった。9日から自身の公式ツイッターやインスタグラムに被災状況を投稿し、全国に支援を呼びかけた。すると、17日時点でユーザーに投稿が表示された回数を示す「インプレッション」は計7万5880回を記録。寄付額は19日時点で1577万円に達した。

 市によると、ジャー坊のツイッターへの投稿は「もりあげたいがー」(鹿児島県)や「スパンキー」(東京都品川区)などのご当地キャラや、ゆるキャラファンにより、リツイートされ、さらに拡散されるケースが目立っているという。

 大牟田市の担当者は「大牟田は知らないがジャー坊は知っている、という人は全国に少なくない。ジャー坊が呼びかけたことで、市が直接発信するよりも多くの人に支援を求める声が届いたと思う」と話している。(森川愛彦)