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(25日、プロ野球 中日1―0阪神)

 投手戦を制したのは中日。七回2死三塁から井領の適時内野安打で決勝点を挙げた。阪神は散発4安打で西勇を援護できず。

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 七回2死三塁、阪神・西勇の高めのスライダーを思い切って振った。遊撃へのゴロでヘッドスライディングし、決勝の適時内野安打とした。「浮いてきた球は何でもいこうと。何とかしてやろうという気持ちで」

 神奈川・桐蔭学園高からJX―ENEOSを経て、ドラフト6位で入団した6年目の30歳。「今年が最後かもしれない」という決意で臨んだ昨季、代打で結果を残し、生き残った。

 今季の目標は「楽しく、後悔しないように」。平田ら主力のけがや不振で、この日が8試合目の先発。2点適時打に右翼で好捕もみせた前夜に続き、1番で出場した。「初球から思い切って行く」。1打席しかない代打の経験も生きている。

 試合に出ていなくても、ベンチでは必死に声を出し、試合後もバットを振り込む。「レギュラーではないので、1日1日を大事に結果を残すしかない」。その懸命な姿が、長く低迷するチームに必要なものを教えてくれる。土で汚れたユニホーム姿で、初めてお立ち台へ上がった。「うれしい。本当に最高の景色」(木村健一)

 与田監督(中) 阪神・西勇との投手戦を制す。「そんなに簡単にいかない好投手だから、本当によく粘り勝てた」

 勝野(中) 今季3度目の先発で6回無失点。「ラストチャンスだと思って、自分にプレッシャーをかけ、マウンドを楽しもうと。相手と勝負できた」

 石川昂(中) 2安打を放ち、七回は決勝点につなぐ犠打を決める。「バントは小学生以来。練習でやっていることが出せるようになってきている」