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 「弘前ねぷた展~節堂(せつどう)と龍峡(りゅうきょう)の世界~」が青森県の弘前市立博物館で開かれている。

 新型コロナウイルスの影響で、戦後では初めて弘前ねぷたまつりが中止となった今年。戦後のねぷた絵師の双璧と呼ばれ、日本画家としても活躍した竹森節堂(1896~1970)の没後50年と、石沢龍峡(1903~80)の没後40年の節目にもあたる。博物館では2人に焦点をあて、館所蔵や個人から借りるなどしたねぷた絵、日本画など約50点を展示している。

 学芸員の三上幸子さんによると、節堂の作風は構図がしっかりしており、「楷書体ねぷた」と称されたのに対し、「行書体ねぷた」と呼ばれた龍峡の作品は動きがあり、アドリブ感たっぷりだという。「初公開の作品を含め、2人のこれだけの作品をそろって展示できたことはなかった」と三上さん。

 弘前ねぷたまつりの中止を受け、地元の博物館としてできることを考え、所蔵者らから許可を得て、今回は特別に作品の写真撮影も可能としている。入館料は大人300円など。会期は9月13日まで。問い合わせは博物館(0172・35・0700)へ。(武沢昌英)

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