【動画】自動運転の自動車の試乗会がアーケード街で開かれた=笠原雅俊撮影
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 自動運転の自動車の走行実証実験が25日、高知県四万十市の中心市街地で始まった。自動運転の実証実験は県内初で、商店街など市街地での実施は全国的にも珍しいという。

 観光客の街の周遊や高齢者の移動手段の確保を目指し、国土交通省や市などが約2週間の予定で行う。コースは同市役所を発着点に、天神橋商店街や中村駅など中心部を通過する二つ。ゴルフカートのような青色の車両(長さ約4・1メートル、幅約1・3メートル、高さ約1・7メートル)が、地中に埋設された誘導線の磁力線を感知して走る。時速約10キロで、片道約2キロを進む。

 初日は天神橋アーケード街で試乗会が開かれた。運転手も乗車し、右折や左折の際は手動で操作した。試乗した高知市の大学生山崎凜さん(20)は「空が青く四万十市の街の景色がきれいでした」と話した。

 実験に協力した同商店街振興組合の国吉康夫理事長は「自動運転が実現したら、地域の人が年齢に関係なく街を自由に散策できるようになればいいですね」と期待している。(笠原雅俊)