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 大規模な保存修理工事が進む松山市のシンボル、道後温泉本館で25日、工事見学会が開かれた。参加した市民らは、2024年中の完成に向けた老朽部分の交換や耐震化などで普段は入れない工事現場を見学。道後温泉の魅力を再認識した。

 計73人が参加。木造3階建ての又新殿(ゆうしんでん)・霊(たま)の湯棟では、組まれた足場を上がると、銅板の屋根が赤みを帯びて輝く光景が現れた。担当者によると、屋根は1899(明治32)年の完成当初はひわだぶきだったが、1969(昭和44)年に銅板に変更。その後、10年ほどで緑青がふいて緑色に変色したとみられる。新しい銅板(長さ31センチ、幅12センチ)約3千枚をふき替え、輝きが戻った。

 松山市の小学6年生、栗原詩さんは「銅板の屋根などがおもしろかった」。一緒に参加した母の響子さん(36)は「工事中ならではの舞台裏。完成後の温泉も楽しみです」と話した。(亀岡龍太)