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 埼玉県三郷(みさと)市内で25日午後6時半ごろに突風が発生し、住宅に被害が出た。市によると、26日午後4時現在、住宅被害は一部損壊が59件、ビニールハウス損壊が16棟。けが人は確認されていないという。現地を調査した熊谷地方気象台は26日夜、被害が出た地域が帯状だったことや風が強まったのが短時間だったことなどから「竜巻が発生した可能性が高い」と発表した。

 市などによると、「突風で瓦が落ちて割れている」「トタンが飛んできた」などという通報が警察や消防に相次いだ。被害が出た地域は、常磐道や東京外環道などが交差する三郷ジャンクション(JCT)に近い同市上口1丁目、南蓮沼、仁蔵、早稲田8丁目などの地区。南西から北東にかけておよそ4キロにわたる。住宅の屋根瓦やトタンが剝がれたり、窓ガラスが割れたりしたという。一時、約710戸が停電した。陸上競技場「セナリオハウスフィールド三郷」(同市泉3丁目)では、サッカーゴールが隣の駐車場まで吹き飛ばされたという。

 市は被災者への罹災(りさい)証明書の発行手続きなどを進めるという。

 突風が通り過ぎた同市上口1丁目の住宅地では、瓦が飛ばされ屋根をシートで覆った家屋が所々で見られた。

 近くに住む50代女性は「夕方、急に暗くなって土砂降りの雨とともに窓を閉められないぐらい激しい突風が来た」と振り返った。テレビアンテナが吹き飛ばされ、屋根瓦が数枚落ち、今も雨漏りしたままだといい、「困っているので早く直したい」と話した。(吉岡資、米沢信義)