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 自衛隊で不要となった装備品の初のオークションが26日、東京・市谷の防衛省講堂であった。「厳しい財政下で財源確保を」と河野太郎防衛相の肝いりで開催。陸、海、空各自衛隊から武器など危険なものを除く21点が出品され、落札価格総額は581万8千円となった。

 コロナ禍で同省は都外在住者には参加自粛を呼びかけ、応募による抽選に当たった450人のうち176人が来場。競りの開始価格は5千円~3万円。最も高値がついたのはヘルメットなどの「パイロット関連用品セット」の66万円だった。

 落札価格の総額は開始価格の約33倍になったが、河野氏がめざす米国製最新鋭戦闘機F35の1機分(約100億円)は遠い。競りの司会もした河野氏は「今回いい値をつけていただき、自衛隊員の勤務環境改善に役立てられれば。(今後)どう売り上げを上げていくか、財務省と相談していきたい」と記者団に語った。(藤田直央