規制した五輪を覚悟 金メダリスト「中止だけは避けて」

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構成・遠田寛生
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史上初めての延期に見舞われた東京五輪まであと1年を切った。戸惑いながらも、開催を信じて練習に励む各国の選手たち。彼らの「いま」を聞いた。

クリスチャン・テーラー(米国、陸上)

 練習拠点の米フロリダ州で暮らしています。6月までの3カ月ほど、砂場を使っての三段跳びの練習ができていません。ただ家族は健康で安全な状況にいますし、比較的天気にも恵まれた毎日でした。

 こんな難しい時だからこそ、前向きな要素に目を向けています。精神的に少し苦しみましたが、素晴らしいカウンセラーにも支えられて難しい局面も乗り越えられてきました。毎日の祈りも欠かさずしています。

ベランダ、車庫で練習

 都市封鎖になり、自分の中の優先順位が大きく変わりました。今年は五輪がなくなり、世界ランキングも凍結されました。競技面での不安は当面なくなったので、今はまず健康でいること、そして、苦しんでいる周囲の人々が前向きになれることを発信できるよう、心がけています。

 トレーニングは公園や家のベランダ、車庫など安全な場所を探してやってきました。毎日やることはたくさんあるので、リラックスする時間はあまりなかったですね。

 東京五輪の延期はとても悲しかった。それだけ準備が整っていたからです。でもこういう事態です。自分勝手にならず、世界中の人々の安全という大きな枠で物事を見なくてはいけません。健康へのリスクを考えれば、延期という結果を歓迎しています。

派遣しない国・地域あっても「五輪」

 今はただ、東京五輪が開催で…

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