拡大する写真・図版陸上女子7種競技のバネッサ・シェファー(ブラジル)=ロイター

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史上初めての延期に見舞われた東京五輪まであと1年を切った。戸惑いながらも、開催を信じて練習に励む各国の選手たち。彼らの「いま」を聞いた。

バネッサ・シェファー(ブラジル、陸上)

 4月に家族やコーチのいるブラジルを離れました。あと数カ月ほど滞在する予定でまだ比較的落ち着いてもいましたが、いい状況とは思えなかった。練習環境も含めてロンドンの方がいいと思い、判断しました。

 友人らの話だとブラジルは外に出ての練習はなかなかできないと聞きます。多くの人が亡くなっていて、とても悲しい状況です。英国も都市封鎖はありましたが、6月から段階的に制限が緩和されてきました。

生活に大打撃、給料4分の1に

 都市封鎖に備えて、バーベルなどのウェート器具を買い込みました。慣れない不安から、最初の1カ月は体重が数キロ増えました。気を引き締め直して、今は元に戻りました。

 練習は公園などでできるメニューをやっています。基礎的なことばかりですね。都市部に住んでいるので、やり投げや砲丸投げの投てき練習ができる場所は近くにありません。

拡大する写真・図版新型コロナの影響で自宅でトレーニングするバネッサ・シェファー。バーベルなどを大量に買い込んだという(本人提供)

 厳しい経済事情は変わりません。ブラジルで所属しているチームから給料をもらっているのですが、大会が続々と中止になり賞金はありません。チームからは減給を言い渡され、額は本来の約4分の1、月給は1年に12カ月分だったのが10カ月分に減らされました。

ボランティアでも東京へ

 でもコロナの影響で失業した人…

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