ファッションデザイナーとして国際的に活躍し、国内外での大規模イベントのプロデューサーとしても知られた山本寛斎(やまもと・かんさい)さんが21日、死去した。娘の未来さんがインスタグラムで明らかにした。76歳だった。今年2月に急性骨髄性白血病と診断され治療中だった。

 横浜市生まれ。日大英文科を中退後、コシノジュンコ氏に師事。1967年に「装苑(そうえん)賞」を受賞し、独立した。71年、歌舞伎の要素を服に取り入れ、ロンドンで海外デビュー。歌手デビッド・ボウイのステージ衣装を提供したり、ジョン・レノンも着用した「スカジャン」をデザインしたり、東洋の意匠を駆使した創作で脚光を浴びた。

 衣服のデザインのみにとどまらず、舞台「スーパーショー」のプロデューサーとしても活動し、93年にはモスクワの赤の広場に12万人を集めた「ハロー!! ロシア」を開催。ベトナムやインドのほか、国内では2005年愛知万博の開幕イベントも手がけた。