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 米ミネアポリスで黒人のジョージ・フロイドさん(46)が白人警官に首を圧迫されて死亡した事件から25日で2カ月が過ぎた。「自分には白人特権がある」。テキサス州に住むある大学准教授はいま、そう確信している。フロイドさんと同じ「20ドルの偽札使用」の疑いで逮捕された経験があるが、結果があまりに違ったからだ。事件を機に、人種差別を問い直す意識が全米で広がっている。

 「ある者には肌の色が有利になり、ある者には不利になる。これを認識することから、社会の変化は始まる」。テキサス州の南メソジスト大で人類学の准教授を務めるマーク・マッコイさん(44)は言う。「みんな、もっと正直に、もっとオープンに、この問題を話さないといけない」

 捜査当局の記録によると、フロイドさんは5月25日、ミネアポリスの小売店で20ドル札を出し、たばこ1箱を買った。だが、それは偽札で、店が警察に通報。警官4人がフロイドさんをパトカーに乗せるのにてこずり、白人警官が10分弱、手錠をかけたままフロイドさんの首をひざで押さえて死亡させた。

 20ドルの偽札使用容疑。1994年1月、マッコイさんも大学1年の時、全く同じ容疑で逮捕された。一人旅の途中、マサチューセッツ州スプリングフィールドのコンビニで20ドル札を使用。通報を受けた警官から偽札だと告げられた。ATMでおろし、偽札だとは知らなかった。フロイドさんも、故意に偽札を使ったのかは明らかになっていない。

 マッコイさんは手錠をかけられ…

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