2012年ロンドン五輪では同国唯一のメダルを獲得。キプロスのセーリング選手、パブロス・コンティデスが東京五輪への思いなどを語った。
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史上初めての延期に見舞われた東京五輪まであと1年を切った。戸惑いながらも、開催を信じて練習に励む各国の選手たち。彼らの「いま」を聞いた。

パブロス・コンティデス(キプロス、セーリング)

 欧州が次々と都市封鎖した3月、私はコーチのいるクロアチアにいました。イタリアで感染が拡大し、欧州全体に広がった。あの緊張感から、東京五輪の延期は予想できていました。

 判断は正しかったでしょう。五輪は世界中から集まる何百万人という人を一つにできるスポーツ最大の祭典です。東京に観客が来られないどころか、選手は十分な練習ができず、五輪の選考会も実施できていない状況です。

拡大する写真・図版セーリング男子のパブロス・コンティディス(キプロス)=ロイター

都市封鎖で海に出られず

 都市封鎖で選手にとって最も厳しかったのは、通常の練習ができなかったことでしょう。本来ならば色々なメニューをこなして成長を実感できるはずが、制限された環境では望むほどの効果は得にくいのです。

 私はセーリングの選手なので、長期間海に出られないことがつらかった。自粛期間はアパートで自転車をこいだり、ボート上の体勢を意識して筋肉を鍛えたりして過ごしました。

 一方で当たり前に思えていたわずかなことが、幸せに感じられました。感謝の気持ちを気づかせてくれた時間でもありました。

拡大する写真・図版2016年リオデジャネイロ五輪の開会式ではキプロスの旗手を務めたパブロス・コンティデス=ロイター

信じたい、人類の可能性

 来夏に東京五輪が開催できるか…

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